10kW以上の太陽光発電はパワコンの設定変更を 九州電力が協力依頼

九州電力(福岡県福岡市)は4月7日、電力供給エリアにおいて、晴天で太陽光発電の出力が多く、かつ電力需要が少ない時期の昼間帯に発生している電圧フリッカを防止するため、10kW以上の低圧太陽光発電事業者にパワーコンディショナ(PCS)の保護機能の設定を変更するよう協力を求めた。

電圧フリッカは、電線路の電圧が繰り返し変化することで、照明のチラつき等を引き起こす現象をいう。同社は、今回広域に発生している電圧フリッカの原因について、一部の低圧太陽光用パワーコンディショナに備えられている単独運転検出機能(新型能動的方式)から、大量の無効電力が電線路に注入されたためと説明している。

そこで、電圧フリッカ防止対策のひとつとして、新型能動方式による単独運転機能を備えたPCSを有する10kW以上の低圧太陽光発電事業者に対してPCSの設定を変更するよう依頼を進めている。

同社は、PCSの設定変更により電圧変動がある程度低減し、電圧フリッカ発生の抑制に効果があると考えている。

九州電力の報告を受け、経済産業省資源エネルギー庁は4月7日、九州エリアにおける10kW以上の低圧太陽光発電事業者に向けて文書を発表し、九州電力からPCS設定変更等の協力を求められた際にはこれに協力する義務があることを認識し、適切に対応するよう要請した。

[引用:環境ビジネスオンライン 2017年4月10日掲載記事より]

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